ワンと言えば僕は犬

摂食障害とADHD、躁鬱、解離性人格障害の恋人との同棲日記

恋人の誕生日の事と摂食障害の事とディズニーランドは最高に楽しいって事

3月11日が恋人の誕生日だったので1泊2日でディズニーランドとシーに行ってきた。
2日間とても幸せな時間だったなと思う。
物より瞬間、思い出の方が大事って気持ちが僕にも恋人にも共通してあるから今回のプレゼントがこの1泊2日のディズニーリゾートだ。
楽しそうにしている恋人を見ていると本当に幸せな気持ちになるしずっと笑って元気でいてくれたらいいなと思う。
その為ならなんだって出来るんだ。

この2日間恋人は摂食障害の事は忘れて好きなだけ好きなものを食べるんだと言って美味しいものを沢山食べてくれた。
2日間が終わった後も大きな罪悪感に襲われる事もなくこのあと数日かけて調整をしたら大丈夫だし少し食べ過ぎたくらいで太らないから大丈夫!と言っていた。
そうやって前向きに捉えられる事が本当に大きな成長だし、恋人自身も自分でそうやって考えられるようになったおれ偉い!!と言っていた。
確かに超偉い。偉すぎてびっくりするくらい偉い。

ちょっと前に荒れた期間があったがその後はとても落ち着いている。
食べ物も0キロカロリーのゼリーや低カロリーのお菓子を間食にして、お菓子やアイスでカロリーを取りすぎない事をちゃんと守っている。
摂食障害は軽視されがちな病気かもしれないが人生を大きく左右しかねない病気でもある。
女の子は特にダイエットに成功した後にそのまま併発しやすいものでもあるし、恋人もそういった形で症状が悪化した。
自分自身ではどこまでが痩せていてどこからが痩せすぎの線引きも分からなくなっていってしまっていた。
今は自分の身長から計算するモデル体重なるものを超えないくらいであれば精神は安定するようになった。
摂食障害をもつ女の子は沢山いるように思う。
一人だと治すのは難しいように感じるし周りの人にサポートを仰いで欲しい。
常習的に吐いてしまうと食道や内臓を傷つけて吐血してしまったりもする。
恋人はその結果吐血して深夜に救急車を呼ぶ事態になってしまった。
太る事は怖いかもしれないが短期的な思考で食べたものを吐き出してカロリーを排除しても結果的には太りやすい身体になってしまう、腸内環境を整える食事をとって適度な運動で筋肉をつけることが大事だ、鍋は最高、いくらでも食うといい、肉はヘルシーなタイプの肉を入れれば総カロリーは多くないままで満足感も栄養もくまなく取れる、味付けはあまり濃くないものがいい、つまり汁物は最高だ。
そんな話を恋人が不安になるたび一晩中していた。
その度に摂食障害やダイエットについて調べて恋人に説いていた。
不安になったときは精神論はあまり役に立たない、信じる事は大事だし、前向きな思考で物事を捉える事もいい事だ。
だけど不安の原因を取り除く為には調べて分析をして科学的な根拠を伝える方が気持ちは落ち着くしその後どうしていけばいいのかも明確だ。
曖昧な言葉と精神論だけでは安心は生まれない。
明確な根拠とその上での精神的な寄り添いが必要なのだ。
もしも側に精神的な病気の人がいる人がいたら覚えておいて欲しい。
不安的になった時に自分までのまれてはいけないし、寄り添う事を放棄してもいけない、冷静に症状を観察して分析して改善する為の方法を探すしかない。
その覚悟を持って愛してると伝えないとだめだ。

摂食の話ばかりになってしまったが最高の誕生日だった。
お家に帰ってきた後もこの幸せな思い出があればおれ大丈夫!!しかも家に帰ってもこうくんと一緒だから最高って言っていた。
わかる。おれも最高だ。
おれは恋人の病気をなんとかすると決めた。
決めたのだから後はその為に出来る最善の道を選んでいくだけだ。
それにしてもディズニーランドは最高だった。